【第Ⅱ編 圧入日数の算定方法(案)】1.はじめに | コンクリート構造物に生じたASR(アルカリ骨材反応)を抑制する補修工法 亜硝酸リチウムを主成分としたASR抑制剤をコンクリート中に圧入し、構造物全体のASR(アルカリ骨材反応)を根本的に抑制|ASRリチウム工法協会

アルカリ骨材反応抑制工法 ASRリチウム工法 技術資料(初版)
【第Ⅱ編 設計圧入日数の算定方法(案)】

1.はじめに

 本工法の基本概念は「躯体内部の劣化範囲に効果的に抑制剤を加圧注入(以後圧入と称す)することにより、以後のASRによる劣化を抑制する」ものであるが、その圧入仕様における圧入孔間隔や圧入期間は開発実験で得られたデータに基づき、構造物の劣化状況等によらずほぼ一律に設定していた。しかし、設計・積算では構造物の劣化の程度に応じてこれらASRリチウム工法の圧入仕様を決定することが求められる。そこで、これまでに試験施工で得られたデータに基づき、ASRリチウム工法における設計圧入日数の算定方法を検討した。
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