アルカリ骨材反応抑制|ASRリチウム工法協会
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コンクリート構造物の話 ‘本の維持管理技術の水準|コンクリート構造物に生じたASR(アルカリ骨材反応)を抑制する補修工法 亜硝酸リチウムを主成分としたASR抑制剤をコンクリート中に圧入し、構造物全体のASR(アルカリ骨材反応)を根本的に抑制|ASRリチウム工法協会

コンクリート構造物の話 ‘本の維持管理技術の水準

2007年12月27日(木) 中建日報

ASRリチウム工法協会 技術積算委員会 委員 江良 和徳

 今から3年ほど前、コンクリート構造物に関するシンポジウムに参加するために、フランスを訪問する機会を得ました。
 シンポジウム開催都市は南仏のアヴィニヨンです。「橋の上で踊ろよ♪踊ろよ♪」の歌で有名なアヴィニヨン橋がある街で、中世にキリスト教法王庁が置かれたことでも知られており、そのときに建造された法王庁宮殿は世界遺産に登録されています。
 アヴィニヨンの街に宿をとり、シンポジウム会場に向かうと、驚いたことにその法王宮殿がシンポジウムの会場でした。法王庁宮殿の内装は国際会議場として一部改装されているものの、外観は14世紀の竣工当時のままで、まさに中世の世界に迷い込んだかのような趣でした。日本を発つとき、『ヨーロッパは構造物の維持管理先進国である』と漠然と思ってはいましたが、この法王庁宮殿の例を見ると、『歴史的遺産を単に保存するのではなく、使用状態を維持して後世に伝える』という明確な意思が根底にあるように思えてきました。このあたりがヨーロッパにおける維持管理技術の発展の底力ではないでしょうか? では、現在のわが国の維持管理技術はどうでしょうか?私は決してヨーロッパを始めとする諸外国に引けをとらないと感じています。いや、むしろ新技術の研究開発やそれらの体系化などの成果は、諸外国のレベルを凌駕するといっても過言ではないでしょう。
 例えばこんな事例を挙げることができます。2008年6月にICAARというアルカリ骨材反応に関する国際会議がノルウェーにて開催されます。この会議への参加国は計31カ国、論文投稿数は計182編となっていますが、そのうち日本からの投稿が35編を占めています。この投稿数は全参加国の中でもダントツです。なんと誇らしいことでしょう。そして私もこの国際会議に論文投稿しているのですが、仲間が多いのはなんと心強いことでしょう。(こちらが本音)。ただひとつだけ不安な点をあげるとすれば、日本の研究成果を世界に伝えるには私の英語力に問題がありすぎるということです。いまから数ヶ月間必死で英語を勉強しておきます。日本の名誉のために。
 
つづく

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