アルカリ骨材反応抑制|ASRリチウム工法協会
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コンクリート構造物の話◆…蟯点検や調査の重要性|コンクリート構造物に生じたASR(アルカリ骨材反応)を抑制する補修工法 亜硝酸リチウムを主成分としたASR抑制剤をコンクリート中に圧入し、構造物全体のASR(アルカリ骨材反応)を根本的に抑制|ASRリチウム工法協会

コンクリート構造物の話◆…蟯点検や調査の重要性

2008年01月15日(火) 中建日報

ASRリチウム工法協会 技術積算委員会 委員 江良 和徳

 私は主にコンクリート構造物の調査・診断・補修・補強といった、いわゆる維持管理に関する業務に携わっております。
 必然的に、新しくて美しいコンクリート構造物よりも古くてあちこちにガタがきているようなコンクリート構造物とお付き合いする機会のほうが多くなります。構造物の維持管理の出発点は、やはり『点検・調査』です。
 私は橋梁調査の業務で、よく橋の下にもぐってひび割れやはく離、鉄筋腐食度などを調査することがあります。点検用車両に点検資機材一式を載せて現地に向かい、まずは橋への挨拶を兼ねて一度その橋を車で渡ります。そしておもむろに車を停めて、橋面、上部工本体、橋台、橋脚などをじっくりと見ていくわけですが、中にはびっくりするようなひどい状態の橋に出会うこともあります。
 桁下にもぐって見上げてみると、大きなひび割れが無数に口をあけていたり、コンクリートがボロボロにはく離している箇所から錆びてやせ細った鉄筋があらわになっていたりすることも珍しくはありません。しかもたちの悪いことに、こんなにひどい状態の橋でも橋面上はそれほどひどくはなく、一般の歩行者や車両からの視点では特に不安を感じないことがあるのです。普通の人は橋の上を通行するだけで、橋の下にもぐったりはしませんからね。その日の調査を終えた後、その橋を再び車でわたって帰ることに大いなるためらいを感じたことも、実は一度や二度ではありません。
 コンクリート構造物はたとえ健康状態(健全度)が悪化しても泣き言ひとついいません。体内(コンクリート)内にウィルス(劣化因子)が侵入しても、骨折(鉄筋腐食・断裂)しても、悲鳴ひとつあげません。なんと健気なのでしょう。ちょっと風邪をひいただけで大騒ぎする私とは大違いです。私はすぐに医者に行きますが、コンクリート構造物は我々が診に行ってあげるしかないのです。
 定期点検や調査の段階で、その構造物が現時点でどのような状態であるのかをきちんと把握することが極めて重要です。早期発見、早期治療が重要なのは人間も構造物も同じですから。

つづく
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