アルカリ骨材反応抑制|ASRリチウム工法協会
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コンクリート構造物の話 維持管理と健康管理は似ている|コンクリート構造物に生じたASR(アルカリ骨材反応)を抑制する補修工法 亜硝酸リチウムを主成分としたASR抑制剤をコンクリート中に圧入し、構造物全体のASR(アルカリ骨材反応)を根本的に抑制|ASRリチウム工法協会

コンクリート構造物の話 維持管理と健康管理は似ている

2008年01月23日 中建日報

ASRリチウム工法協会 技術積算委員会 委員 江良 和徳

 構造物の維持管理は人間の健康管理に良く似ているといわれます。
 ちょっと両者を比較してみましょう。
 私は職場の健康診断を毎年受診しています。先日届いた結果通知書には、中性脂肪が高いだのタンパクが出ただのと書かれてしまっていました。D判定やE判定となれば精密検査を受けなければなりません(私は今回D判定を頂戴しましたので毎日憂鬱な気分です。健康診断を受けたことが私の健康状態を悪化させているといえなくもありません)。精密検査ではMRIなどのような威圧感たっぷりの装置を用いて詳細に調べ上げ、それらの検査結果をもとに病名が告知されます。その病気の種類や程度、今後の病状進行予測などに応じて医師と相談しながら治療方法を選定します。方針が決まればいよいよ治療です。投薬や通院など比較的軽微な治療で済む場合もあれば、入院や手術まで必要となる場合もあります。きちんと治療してもとの健康状態を取り戻しましょう。ただし、治療が終わってもすぐに安心せず、十分に経過観察を行って病気の再発防止に努めることが重要です。
 さて、これをコンクリート構造物の維持管理に置き換えて見ましょう。管理者は定期的に目視観察や打音検査などの定期点検を行います。定期点検の結果、ひび割れや錆汁などの変状が見られると、詳細調査を行わなければなりません。詳細調査では、コンクリートコアを採取してさまざまな試験や化学分析などを行い、その試験結果をもとに劣化要因を特定します。その劣化要因や程度、今後の劣化予測などに応じてコンクリート診断士などの有資格者が対策方針を選定します。方針が決まればいよいよ対策工の実施です。補修工事だけで済む場合もあれば補強工事まで必要となる場合もあります。きちんと対策工を実施してもとの健全度を取り戻しましょう。ただし、工事が終わってもすぐに安心せず、必要に応じて適切なモニタリングや経過観測を行って再劣化がないことを継続的に確認することが重要です。
 こうして並べてみると、維持管理と健康管理は本当に良く似ていることがわかりますね。私も橋に負けないように早めに詳細検査(精密検査)を受けて、対策工(治療)を行うことにします。たぶん。

つづく
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