アルカリ骨材反応抑制|ASRリチウム工法協会
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コンクリート構造物の話ぁ.灰鵐リート構造物の寿命|コンクリート構造物に生じたASR(アルカリ骨材反応)を抑制する補修工法 亜硝酸リチウムを主成分としたASR抑制剤をコンクリート中に圧入し、構造物全体のASR(アルカリ骨材反応)を根本的に抑制|ASRリチウム工法協会

コンクリート構造物の話ぁ.灰鵐リート構造物の寿命

2008年02月20日 中建日報

ASRリチウム工法協会 技術積算委員会 委員 江良 和徳

 橋やダム、建造物などに代表されるコンクリート構造物とは、本来、耐久性に優れており、かつ美しいものです。しかし、形あるものはいつか寿命を迎えてしまうのが世の常。コンクリート構造物も例外ではありません。
 では、コンクリート構造物の寿命とは一体何でしょうか?橋の場合で考えてみましょう。一般的に橋の寿命には2種類あると考えられます。
 一つ目は、社会の発展に伴う交通量の増大などによりもとの幅員や線形などでは対応しきれなくなり、道路改良の一環として架け替えられる場合です。機能の陳腐化による寿命といえます。このケースは我々使用する側の都合で橋の寿命に幕を閉じるものであり、橋には何の落ち度もありません。しかし、少子高齢化が進む現在の状況下においては将来的な交通量増大はもはや想定しにくく、機能陳腐化による寿命を迎える橋は今後極めて少なくなるでしょう。
 二つ目は、長期間供用されているうちにさまざまな要因により橋が劣化し、その劣化程度が極めて著しく、もはや対処できないと判断された場合、または対処するよりも撤去・再構築したほうが経済的に優ると判断された場合です。材料的・構造的な性能低下による寿命といえます。コンクリート構造物の主な劣化要因として塩害、中性化、アルカリ骨材反応、凍害、化学的浸食、疲労などが挙げられます。これらの劣化は主に橋の置かれている自然環境や使用材料、外的要因などに起因し、その劣化程度は月日の経過とともに進行してしまいます。今後、橋の寿命といえばこちらを指すことが多いでしょう。
 高度経済成長期に大量に建設された橋がまもなく50歳を超える日がやってきますが、それらの橋は多かれ少なかれ何らかの原因により劣化が進行していることが多いのです。このまま放置しておくと、これら大量の社会資本ストックが一気に寿命を迎えてしまうことになります。橋が寿命を迎えたからといって全てを架け替える財政的余裕はすでにわが国にはありませんので、現在供用中の橋をできるだけ延命化することが必要です。
 これから新設される橋は予定供用年数を100年もしくはそれ以上に設定されますが、現在供用中の橋の多くは建設当時、予定供用年数を50年程度と見込まれていたのではないでしょうか。橋からすれば、『え、50年働けばいいって言ってなかった?』という気持ちかもしれませんが、コンクリート構造物は本来耐久性に優れているものです。
 今からでも適切に維持管理さえ行えばほとんどの橋たちはまだまだ現役を続けられるのです。もうひとがんばりしてもらわない手はありませんよね。

つづく
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